歯科医院の拡張する時の落とし穴とは？自分の医院の強みを理解していますか？

開業してから順調に予約も増えて、チェアーもフル稼働している。
もっとチェアーがあれば多くの患者さんを治療することができるのに。
常に予約でいっぱいだから取りこぼしも気になってくる。

そのような考えを持っていると、もう少し拡張をするか、
それとも分院すればもっと売上も取れるのではないか？
と移転や拡張を検討している。

順調に伸びてきて、予約の取りこぼしも感じている場合は、
手広なところに新たに移転やさらに拡張しようかと考えると思います。

しかし、その時に安易に大きくしてしまうと失敗してしまう可能性もあります。
伸びている時だからこそ、慎重に見直さなければいけないこともあります。

この記事では、移転や歯科医院の拡張の落とし穴についてお伝えしたいと思います。

【自分の医院の良さを明確にしていますか？】

もちろん、最新の治療技術や、予防についての知見があり、
患者さん一人一人にきめ細かい丁寧な治療ができるなど、
院長の治療方針が患者さんに支持をいただいているということも大きいと思います。

ですが、それ以上に院長が気づかなければいけない良さがあると思います。
それは、院長のキャラクター（人柄）です。

予約で常に埋まって予約が取りづらいという歯科医院は
治療技術だけではありません。

院長が醸し出す空気感、あいさつ、
言葉などが患者さんに安心感を与えることができるなど、
キャラクター（人柄）を患者さんが好きになってくださるから
患者さんが絶えずに予約で埋まっていくのではないでしょうか。

自分の治療方針を明確にした上で、自分のキャラクターに気づき、
それを歯科医院の内装や雰囲気に反映させることで
患者さんも安心して治療を受けられる姿勢ができます。

【手広な移転や歯科医院の拡張の落とし穴とは？】

では、歯科医院を拡大するときの落とし穴とはなんでしょうか？
それは、先ほどお伝えした、院長自身のキャラクターに気づくことです。

歯科医院は院長が決めたコンセプトで作るものです。
もちろんそれは内装にも反映していかなければいけません。
歯科医院の内装は、おしゃれだから集患できるわけではありません。

院長の明確に打ち出した治療方針を反映させ、
院長のキャラクター（人柄）に合わせた環境を作ることがとても大切なのです。
逆にこのキャラクター（人柄）が反映されていない歯科医院は、
患者さんに愛される歯科医院とはならないのです。

院長の人柄があるからこそ、
スタッフも含めて他にないカラーを患者さんにも感じてもらえます。

今の時代はただ拡大すればいいといいという時代ではなくなっています。
内装一つとっても、治療方針、院長のキャラクター（人柄）
などを反映させて作り込んでいくことが必要です。

院内が広くなれば人員も増え、
患者さんも増えるのでオペレーションも変わってきます。

しかし、院長のキャラクター（人柄）は変わることない
根幹の歯科医院のコンセプトになるのです。

ここが決定していない限り人気の歯科医院になることは
今の時代では難しいのではないかと思います。

私は、ご依頼を受けて内装を手掛ける時には、
院長の人柄や治療方針を重視した内装コンセプトを
作っていくことに重きを置いています。
それは、時代が変わっても古臭くならず、
長く患者さんに愛される続ける歯科医院を作っていくために
もっとも必要な要素だからです。

とはいえ自分のことはなかなか理解することは難しかったりします。
なので、プランニングボックス７では、院長からしっかり話をお伺いして、
院長と一緒に愛される歯科医院を作っていく。
そのように進めています。

流行る歯科医院を作るためにはマーケティングが必要だ！
というコンサルタントなどは非常に多いのですが、
マーケティングの前に大切なことは、
院長のキャラクターを院内環境に反映させることです。

そこがあって初めて、マーケティングの施策も効果的に使えます。
なぜなら、そこがもっとも患者さんが共感してくれる部分だからです。

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