きたがわ歯科クリニック 新規開業(兵庫県川西市)
北川先生との出逢い
それは突然でした。
ある日、連絡があり新規開業を手伝って欲しいと連絡がありました。
詳しく聞いてみると、本を読んでいただき感銘を受けてくださったのことでした。
これは受けないわけには行かない!と思い快諾。
そして、現場へ向かいました。
現場での大問題!
よく、施工業者から「矢根さんの現場で天井がフラットな現場って無いですよね?」と冗談めかして言われた。
そしてこの現場に来た時「唖然」とした。
今までで一番、天井高が低く、しかも大量の梁が天井から出ている。
一瞬「ココでは無理だ」と思ったが、知恵を絞った。
いかに天井高を高く見せるか?間接照明はデザインや装飾の為に
付けるのではなく全て理由があって付けるのだ。
ココでも天井の段差を利用して、そこに間接照明を仕込む。
それにより天井高が低く見えない効果がある。
これは一例だが、むやみに間接照明を付けてもそれは機能を伴っていない。
医療施設において必要なのは機能美なのだ。
地域性・ロケーションを考える。
歯科医院を新規で開業する場合、やはり地域性は外せない。それとロケーションだ。
ここは電車からよく見えるところなので、あえて待合ま見せようと思った。
その為に飾り棚を設置。そして柔らかい雰囲気を演出するために丸い壁を採用
また診療が終わった後も、終電まで電気が付いているようにタイマーを活用。
その時、この熊のぬいぐるみを置いてもらう。
一件、洗練された雰囲気に見えるかも知れないが、ぬいぐるみの存在により「柔和さ」がうまれる。
そういったブレない歯科医院を作る事が大切。
先生の感想
はじめから矢根さんに任せていました。
費用も抑えていただき非常に感謝しています。
最初は天井高を心配しましたが「さすが矢根さん!」と唸りました。
ホントにデザインをしていただきありがとうございます。
追記
本当に、ココの天井には苦労しました(笑)
たまには真っ直ぐな天井の開業をしたとも思いますが、こう言った個別対応はメーカーでは出来ません。
高額な費用がかかるだけ。
工夫次第でいくらでも出来る。それを強く実感しました。
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