歯科内装・開業に関するブログ
10.252022
歯科医院の内装は平面図で決まる?平面図を理解していないと開業してから不満が出る理由。
歯科医院の開業で大切なのは立地と内装が、
まず最初に重要になってきます。
しかしながら、立地は良いとしても、
内装のことをあまり深く考えていない先生も多いようです。
最近のトレンドでは、カフェのようなオシャレな内装や、
ホテルラウンジのような高級感ある内装、
女性受けするような可愛い内装などが流行っているのですが、
魅せ方を意識しすぎるがあまり、いざ開業してから、
患者さん、スタッフ、先生自身も使いにくい内装となってしまう可能性もあります。
内装の目的をオシャレなどに寄せてしまうことで余計な費用がかかり、
本来かけた方がいいところへお金をかけていないという
結果になってしまったということもあります。
このようなことにならない為にも平面図をしっかり理解していくことです。
平面図をみてもわからないから業者へ丸投げしている。
デザイン重視なので、平面図はイメージに合ったオシャレな内装でお任せしている。
このような先生は多いでしょう。
私は歯科医院の内装は平面図がとても重要だと考えています。
そこで、なぜ、平面図を読み込むことが重要なのか?を
この記事でお伝えしたいと思います。
【なぜ平面図を理解しないと失敗する可能性があるのか?】
平面図の何がダメで何が良いのか?
ということをわからない先生も多いと思います。
「何がわからないかわからない」ということが最大の問題になるのですが、
平面図を見ることで、先生の治療方針や、先生の要望に合わせていくことができます。
メーカーの図面の中には、
治療方針を考えずに、チェアーを売りたいなど
メーカー側のメリットのみを考えた図面になっている場合もあります。
また、テナントで入居する場合は、
他のテナントが空いてしまうと動線なども変わってきます。
例えば、チェアーを増設したいという要望があった時に考えられることは、
スタッフの増員です。
そうなると増員を補うスタッフルームのスペースが足りなくなります。
その辺を予測した図面ではないと、
増員してもスタッフルームが狭くスタッフの不満が出てきます。
このように先を見越した医院の設計を考えて行かないと、
5年後にもう一度改装しないといけないという事態になってしまいます。
【内装は見映え重視ではなく15年、20年先の未来を考えた内装にする】
私は15年先、20年先の内装デザインを考えて図面を作っています。
そして、院長先生がどんな治療を患者さんに提供するのか?
その為にはどのような内装が最適なのか?
必要なもの、不要なものは何か?を考えて提案させていただきます。
その時の流行りや見映えで作るのはその時はいいのですが、すぐに古くなる、
スタッフの増員もできない、治療方針と内装が不釣り合い、などがでてきます。
例えば、流行りのカフェのような内装にしても、
その地域で集患している患者さんは若い女性や30代くらいの女性ではなく、
男性、シニア層が多ければ内装は違和感しかありません。
デザインの前に重要なのが、
どんな患者さんに、どんな治療を提供するのか?を
言語化して表現することです。
そこに合わせた内装を考えていくことが、
長く愛される歯科医院になっていく秘訣ではないかと思います。
メーカーなどのメリットではなく、
先生へのメリット、患者さんへのメリット、
スタッフへのメリットを考えた歯科医院作りを提案させていただきます。
平面図をあまり重視しないというか、気にしていない先生も多いのですが、
設計図で間違ってしまうと取り返しがつきません。
改装や開業をする先生は、まずはこの平面図は本当に大丈夫なのか?
という視点でみて欲しいと思います。
プランニングボックス7では平面図診断を行っています。
実際の診断事例はこちら
https://pbox-jp.com/product/plan01/
未来を見据えた歯科医院作りをしていきたい先生は平面図診断からやってみてください。
平面図診断はこちら