マーケティングやスタッフ教育などをするよりも大切なことは当たり前のことを当たり前に行うこと

歯科医院は昔と違って、様々な内装や外観のところが増えました。
歯科医院と思えないようなオシャレな内装や、派手な外観など。

それは今までの歯科医院の怖い、
行きづらいなどのイメージを覆す上ではメリットはあると思います。

そして、ネットの口コミにも、内装がオシャレで、
綺麗な歯医者です！と書かれることもあるでしょう。

しかし、綺麗な内装やオシャレな外観で、
表面的は清潔感などをアピールしていても患者さんは細かなところも見ています。

最近は、歯科医院でもマーケティングや接遇など様々なセミナーなども多いのですが、
それよりももっと大切なことがあります。

【患者さんは細かなところも見ています】

こんな投稿がネットにありました。

“今日初めての歯科クリニックに行きました。
大きなビルに入っていて、内装がきれいで、テナント料もとても高そうなクリニックです。
口コミも清潔で気持ちよいとありましたので選びました。

でも実際には、レントゲンの上とか、受付にはけっこうホコリがたまっていました。

以前通っていたクリニックでは、治療の直前に私の目の前でグローブをつけて、
治療が終わったら、すぐにゴミ箱に捨てられてましたが、
今回のところでは、説明のときも、ずっとグローブをつけたままで、
ペンを握ったりマウスを操作したり。

歯科衛生士さんのグローブには薄っすらと口紅もついていたりと、
とても気持ち悪い思いをしました。
こんなにきれいにしていそうな歯科医院でもそうなのか・・・とがっかりしました。

いやだなぁと思っていても口に出しては言えないのです。”出典Yahoo!知恵袋

このように、内装がきれいで高そうだったとしても、
細かなところの掃除を怠っていたり、手袋などについても患者さんはしっかりと見ています。
歯科衛生士さんの身だしなみなどもそうですが、患者さんは口には出さなくても見ています。

そして、不快感を感じてしまったり、
がっかりした患者さんの信頼は取り戻すことはできないでしょう。

【マーケティングや接遇などの前に、当たり前のことをしっかりできているところは売上も上がります】

「売上を上げたい！患者さんをもっと増やすためにはどうすれば良いのか？」と、
どうやったら売上が上がるのか、集患ができるのか？
ばかり考えてしまっている院長先生もいると思います。

そのためにマーケティングに高いお金を支払って勉強をする。

スタッフへの自己啓発セミナーや、接遇研修などを行なっているところもありますが、
それよりも、シンプルに当たり前のことをやっている歯科医院は売上が良いです。

それは、
・掃除が行き届いている。
・トイレが綺麗。
・受付やレントゲンなども埃もなく綺麗。
・ユニットなども綺麗に整頓されている。

など、当たり前に掃除、整理整頓がされていることです。

ここが毎日当たり前にできて、初めてその次にいけます。
そこがきっちりできていなくて、内装を高級感があるようにリニューアルしたり、
マーケティングにお金をかけるなど、患者さんを置き去りにしていると、
実際に患者さんが増えた時に、当たり前にできていない部分が目立ってしまうので、
逆効果となってしまいます。

【患者さんの信頼を得て愛される歯科医院になるためには、スタッフも働きやすい環境を作ること】

掃除や整理整頓などのオペレーションの確立や、
スタッフ、患者さんが動きやすい動線を作る内装など、
マーケティングなどをやる前に、やらなければいけない基本的なことはたくさんあります。

コンセントの数なども、内装を手がけたときに足りていなければ治療にも不都合ですよね。
なので、最初にしっかり患者さんのことを考えた院内作りが重要になってきます。

マーケティングをやれば売上は一時的に上がるかもしれませんが、
その前に基本的な『アタリマエ』を当たり前にできている状態になっていることが大切です。
そして、それは最初に内装を手がける時からすでに始まっているのです。

どんな患者さんにどんな治療を行なっていくのか？
院長先生が伝えていきたい方針も大切になってきます。

マーケティングやスタッフ教育などの前に一度、
あなたの歯科医院での『アタリマエ』を見直してみませんか？