歯科内装・開業に関するブログ
4.182023
SNSでの発信はインフルエンサーを目指してはいけない理由と
歯科医院が行う情報発信の原理原則とは?
最近はInstagramやYouTube、TikTokなど SNSを活用して
情報発信をする歯科医院さんも増えてきました。
大都市圏の歯科医院などでは、それなりにSNSから集患できている
ところもありそうですが、ほとんどの歯科医院ではSNSを活用しても
なかなか満足いく集患やリクルートは獲得できていないのが現状では
ないでしょうか?
そのもっともな理由は、SNSでの発信の仕方が間違っているからなのですが、
今SNSのマーケティングの考え方も大きく変わってきています。
ですので、今までのやり方を模倣したり、間違った発信をしてしまうと
理想の患者さんではなく質の低い患者さんを集める結果となってしまう
可能性もあります。
そこで、
なぜインフルエンサー型はダメなのか?という理由と、歯科医院が
どんな情報発信を行っていけばいいのかをお伝えしたいと思います。
【インフルエンサーを目指して数を集めるのはNGな理由】
今一番伸びているSNSはTikTokなのですが、こちらではまだまだ
歯科医院はライバルが少ないため、正しくやれば可能性はあるので、
挑戦したい先生はやってみると良いかもしれません。
TikTokを見てみると、女医だったり歯科衛生士さんだったり、
エンタメ路線などを行って、とにかくユーザーウケを狙っている人が
多いなぁという印象を受けます。
女性をメインに打ち出してSNSで発信すると、
単純に数字は伸びやすいです。
そこを割り切ってしまっている先生は、スタッフに不満が出ないように
しておけば、それでもいいと思いますが、長続きはしないのではないか?
と思います。
その理由は、単純に治療が目当てではないからです。
キャバクラと同じような感じですよね。
その人を目当てに来るので、治療方針とかはどうでもよく、
その人に会いたいから来るという感じになります。
ですので、どこでもいいという人が来てしまうため質は低くなるでしょう。
これは以前の記事でも言っていたり、YouTubeでも言っているので
知っている方もいると思います。
売り手側の発信ではなく、集患の場合は、患者さんのことを発信すべきです。
そこが大きくずれてしまっているのでエンタメ路線や、
女性だったら伸びるというのが多くなっていると思います。
【これからはどんな発信をしていけば良いのか?】
SNSで、数が伸びなくても必要な人に見てもらえれば良いので、
数に反応せずに先生の理想とする患者さんに向けて、その患者さんが
何に困っているのか?を見極めてその患者さんに向けて投稿することです。
歯科医院のTikTokを見ると、
歯医者あるあるってよく投稿されているのですが、その中で見かけた、
「患者さんがマスクを外した後にどこに置けばいいのか困る」
というのがあったのですが、そのあるあるだけを歯科医院さんが
発信するのはもったいないんですよね。
これを患者目線にするのなら、
「当院は、マスクを外してもらった後に、マスク入れを用意していますので、
そこに入れてください」といったような投稿に変えるだけでいいと思います。
ここまで細かく患者さんのことを考えているのか!となりますよね。
また、使ったものをちゃんと消毒されているのか?など
気になっている方もいるので、器具の消毒風景を投稿するなどでも
患者目線の投稿になります。
もし、患者さんが協力してくれるのなら、
患者さんに短いインタビューをしても良いと思います。
「なぜ、当院に来てくれたのか?」「通ってくれている理由は?」など
患者さんの口から出てくる言葉を15秒程度で毎日流すだけでも良いと思います。
簡単でシンプルなことですよね。
今までは、フォロワーの数で影響力を持って、という考えが主流でした。
しかし、歯科医院ではそもそもインフルエンサーって必要はありませんし、
様々な業種でもフォロワー数ではなく、そのコンテンツ自体に焦点を当てた
投稿に価値を見出す人が増えてきています。
つまり、数ではなく質になってきたということです。
ですので、
歯科医院が行う情報発信の原理原則は、歯科医院側が何をしているのかを
発信するのではなく、患者さんのことを発信すること。
患者さんのこととは、患者さんの困りごとや、嬉しさなどです。
この発信だけで反応は変わってきます。
間違っても周りのインフルエンサーのように踊ったり、エンタメ路線で
いくと失敗してしまう可能性が高いので、患者さん目線を養った上で
情報発信をしていきましょう。
その時でもブレてはいけないことは、
院長が明確な治療方針を持っているかどうか?です。
そこに合わせて、理想の患者さんに向けた発信を心がけていきましょう。