歯科内装・開業に関するブログ
4.112023
新規開業の歯科医院内覧会で集患に繋げるために必要な考え方
2021年度に新規開業した歯科医院は、1,352件あったそうです。
これから新規開業を考えている先生や、分院などを考えている先生も
いると思います。
新規開業で最初に見込み患者を増やすための接点となるのが、
「内覧会」ですよね。
本来は
新たに開業して、その地域の方にお披露目するためのものだと思うのですが、
多くの新規開業の場合は、なんとなくみんなやっていたからやるもので、
イベントみたいなものだと軽く考えている人が多いような気がします。
1番最初に患者さんになり得る人と接触するチャンスですから、
本来は非常に大切なものとなります。
ですが、この内覧会を活かしきれていない先生が多いような気がします。
そこで、この記事では、新規開業の歯科医院内覧会で集患に繋げるために
必要な考え方を中心にお伝えしたいと思います。
【内覧会の予約を得るために必要なこととは?】
内覧会もただ「〇〇日に開業します」と院の前に看板をやっても
なかなか予約してもらえるものではありません。
歯科医院の業態は、目的来店型というものになりますので、
患者さんが来院する目的が明確になっています。
ですので闇雲に、開業します!と告知をするだけでは
予約が集まることはないでしょう。
仮に、
知り合いなどツテを回って数だけ集めても、実際にオープンした時には
そのほとんどが患者さんになってくれていないことの方が多いと思います。
ですので、重要なことは「数」という数字のみを追わないことを
最初に考えてほしいです。
数よりも、あなたが開業する歯科医院に目的を持って来てもらえる患者さんを
集めることをメインに考えていきましょう。
なので、目的を持って来てもらえる人をどのように内覧会に集めるのか?
が重要になってきます。
【内覧会に来た人を患者さんにする為には、
院長が掲げる治療方針を明確にしていくこと】
患者さんの目的と、院長が新規開業する歯科医院での治療方針が
一致している人を内覧会に集めた方がその後患者さんになって
もらいやすいですよね。
歯科医院の内覧会は、どうしてもイメージ的に、「先生」という立場上、
内覧会に来る人との上下の関係性になってしまいます。
先生が上で、内覧会に来た人が下、という立ち位置です。
これでは、患者さんにつながることはありません。
まずは、
「当院はこんな患者さんに、こんな治療をしていく歯科医院です!」
ということを知ってもらうことが1番重要です。
目的来店型のビジネスですので、最初に知ってもらうことが重要なのですが、
ただ「あっ歯医者ができるんだ」
という認識では患者さんにはなってもらえませんよね。
例えば、
予防歯科をメインで新規開業して内覧会をやって闇雲に集めて
数は集まったけど、予防歯科には興味がなく、歯医者は歯が
痛くなったら行くものだ!という人ばかり集まったらどうでしょうか?
確実に患者さんにならないでしょう。
ですので、1番最初にやってほしいことは、
治療方針をわかりやすく言語化し、それを開業前の内装にも落とし込むことが
最も大切なことになります。
【内覧会前に、どんな歯科医院をオープンするのか、近隣に伝えて回ること】
開業直前は忙しいですが、スタートを成功に導く為には、
自分の足もしっかり使うことです。
近隣の会社やお店、商店街などあれば、商店街の会長も含めて挨拶回りをしましょう!
その際に
「こんな歯科医院を開業します」
「こんなことでお悩みの方がいらっしゃいましたらぜひ内覧会に足を運んでください」
「その時に、今抱えているお悩みをお聞かせください」
とこのようなことを伝えてみてください。
なぜ、内覧会へ行かないといけないのか?
そこの動機づけが1番大切です。
ですので、自分の治療方針にあった患者さんの悩みをリストアップして、
それを伝えましょう。
内覧会で悩みを相談できるのなら!と思えば行く動機につながります。
その際には、衛生士さんやスタッフにも
「こんな悩み相談があると思うからしっかり相談を聞いてください」
と事前に説明しておくことです。
そしてマニュアルなども事前に作っておくとスムーズだと思います。
内覧会の場合は、インターネットで集めるのは愚の骨頂です。
なぜなら、インターネットには即効性がないからです。
たまに歯科コンサルなどは
「HPで内覧会の予約をできるようにしておきましょう!」と
言っているのですが、そもそも新規開業の歯科医院のホームページを
検索されることはありません。
なぜなら、まだ誰もあなたが開業する医院を知らないからです。
ですので、最初は自分の足でコミュニケーションをとって
知ってもらうことをお勧めします。
そして内覧会を成功させる為には、内装も重要です。
ですので、開業をお考えの先生は、内装などを考えている時からご相談
いただければ、このようなお話も一緒にお伝えさせていただきます。
一緒に開業を成功に導きましょう!
お気軽にご相談ください。