歯科内装・開業に関するブログ
3.172023
歯科医院で見かける看板って効果があるの?集患における看板の考え方
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歯科医院の集患は、ネット集客が全盛になっています。
手軽にできて今ではスマホはひとり1台持っているので、
効果的な集客手段として様々な歯科医院さんでも、
SNSやホームページをはじめとした情報発信を行っているのではないでしょうか?
患者さんへの認知や集患としてインターネットは効果を発揮しますが、
最近ではインターネットはライバル過多となってきており、
知識がないと集患は難しくなってきています。
そこで、注目してほしいのはアナログの集患です。
チラシや、紹介カード、看板など、
今では古いと言われるような集患方法が効果を発揮する場合もあります。
今回は、歯科医院の先生なら一度は考えたことがある『看板』です。
【看板は効果があるのか?】
看板は効果がないと思う。
費用対効果がどれくらいあるのかがよくわからない。
といったことを考えると思います。
歯科医院の看板で有名なのは、『きぬた歯科』ではないでしょうか。
東京八王子の歯科医院なのですが、そこらじゅうに看板があるので、
関西でも知っている人は知っている不思議な看板です。
きぬた歯科のように、関係ないけど知っていると言う人がいると
看板の費用対効果は計り知れません。
では、「これをお読みの先生が看板を設置したら効果はあるのか?」ですが、
看板というものの本質を知らなければ、
効果はあまり感じられない。
もしくは、何のためにお金をかけて看板を設置するのかを知らない限り、
ただ看板を出すだけではお金は無駄になってしまうでしょう。
【看板の役割と看板がもたらす効果】
そもそも、看板の役割とはどのようなものがあると思いますか?
もし、集患を目的として看板を設置しようと考えていたら、
おそらく思ったような結果は得られないでしょう。
その理由は、看板を設置する役割は認知にあるからです。
最近では真似されることが増えた『きぬた歯科』を例にしましょう。
きぬた歯科は、なぜか院長の顔写真と「インプラント」の後は、
住所と電話番号くらいしか書いていません。
歯科医院は広告規制もあるので、表現できることが限られています。
「歯科医院の広告ガイドライン」
「この看板はインパクトがある」なんて言われていますが、
1箇所だけの設置でしたらほとんど認知もされなかったでしょう。
看板の役割は集患するためと思っている先生が多いのですが違います。
本来の役割は、患者さんへの認知です。
認知に必要なことは、「何を」「どこで」「誰が」「いくらで」の4つくらいが望ましいです。
広告規制のある歯科医院では、「何を」「どこで」「誰が」くらいに留めておく方がいいです。
逆を言えばこれ以上の情報を載せてしまうと認知ができなくなります。
そして、認知で最も重要なことは、何度も見込み客の目に触れることです。
きぬた歯科では、あちこちに看板を建てることによって、
「あ!あの看板、前にどこかで見たことある」と記憶に刷り込んでいけるのです。
高速を走っている時に、コンビニなどの看板が3キロ先→1キロ先→300m先と、
距離を縮めて行くたびに出てくるのを見たことありませんか?
これは、何度も見せることでコンビニがあることを認知してもらう効果を考えてのことです。
【集患の基本は先に知ってもらうことです】
歯科医院だけではなく、すべての業種でも同様の本質は、先に知ってもらうことにあります。
患者さんが知らないのに、いきなり集患できるわけありませんよね。
ですので、まずは認知から入っていき、患者さんに存在を知ってもらう必要があります。
存在を知ってもらって初めて、治療方針やサービスなどの話を聞いてもらえるのです。
いきなり一方的にアピールするのでは患者さんは見向きもしてくれません。
まずは、「患者さんに存在を知ってもらう」ことが何より大切です。
このように、看板もどんな役割かを理解し効果を知った上で活用することで
集患につなげていくことができます。