歯科内装・開業に関するブログ

歯科医院の内装デザインは「オシャレで高級感ある内装」が正解なのか?内装は地域によって考え方が異なる理由とは

歯科医院やクリニックの内装は近年オシャレなカフェ風なデザインや、
ゆったりとした造りで、インテリアはシックなトーンで、
まるで高級ホテルのロビーのような作りの内装デザインをする歯科医院が増えてきました。

このような流れは若い世代で開業した先生の価値観でもあり、
今までの医療の現場のイメージとかけ離れたものなので注目され、
歯科医院の内装の流行のようになっています。

集患を増やしたい先生がリニューアルでこのような内装を考えていたり、
これから開業を考える先生もオシャレ、高級感などを求める内装を希望される方が多いです。

私のところでもこのようなご要望は多いのですが、
オシャレで高級感のある内装が本当に正解なのでしょうか?
内装には確かに流行などもあります。

ですが、
もしあなたの地域でその内装が全く求められないものだったらどうでしょうか?
良かれと思ったオシャレで高級感のある内装が、
逆に患者さんを遠ざけてしまう結果となってしまう可能性があります。

そこで、この記事では、
オシャレな内装や高級感のある内装に向いている場合と、向いてない場合を解説し、
内装は地域によって考え方が異なる理由をお伝えしていきます。

【オシャレで高級感ある内装デザインが向いている立地】

歯科医院の内装デザインにも流行があるので、
どの地域で開業やリニューアルをしても
デザイン会社は今このようなデザインが流行っています!と
提案してくるでしょう。

オシャレな内装デザイン事例などを見るとこれから開業する先生は、
それだけでテンションが上がってしまうと思いますが、
向いている立地と向いてない立地があります。

オシャレで高級感ある内装デザインが向いている立地は
都心部で開業しようとしている。
または開業している歯科医院の場合です。
都心と言うのは大阪であれば最寄り駅で難波、梅田、天王寺、京橋などです。

「なぜ都心ではないといけないのか?」

なぜ都心じゃないとダメなの?と疑問に思うと思いますが、
「単純に人口が多い」からです。

オシャレで高級感のある歯科医院の内装デザインは、
東京の歯科医院が多いと思います。
大体事例で上がってくるのは東京や大阪、名古屋など大都市圏の内装です。

よく言われるのが女性をターゲットにした方が歯科医院は流行るから、
オシャレでカフェっぽい内装にした方がいいです!と
デザイン会社から言われることがあると思います。

もし、先生が開業しようとしている医院が大都市圏であり、
女性をターゲットにするのであればいいでしょう。
大都市圏では人口が多いので、
オシャレな内装や高級感のある内装を好む客層が一定数いるから成立するだけの話です。

【オシャレな内装や高級感のある内装に向いていない立地】

では、大都市圏ではなく、地方だったとしたらどうでしょうか?
逆に敷居が高くなってしまうかもしれません。
なぜなら、若い感覚をもった住人よりもシニア層の方が多いのですから。
ここを勘違いして、若い人がそんなに多くない立地なのにオシャレな空間を意識した医院の内装にします。

そして若い世代を一生懸命集患しようとインスタグラムなどを始めて、
一生懸命内装アピールしているところもありますが、
そもそもその地域に若い人が少なく、シニアが多いので
インスタグラムでアピールしても誰も見ないんですよね。

想定するターゲットの患者さんの絶対数が少ないところを狙ってしまっているので、
集患に苦労しているだけなのですが、
内装が若者向けなので取り返しがつかないということもあり得る話です。

地方と都心の違いで一つ例をあげるとすると百貨店がわかりやすいかもしれません。
地方の百貨店が閉店ラッシュの理由は単純に高級志向、
オシャレなものを求める人口が圧倒的に少ないから成立しなくなったのです。
百貨店として生き残っていける人口は100万人以上の都市のみです。
それ以外は全滅していますよね。

これと歯科医院のオシャレな内装、高級感のある内装は同じだと思います。
都心だから成立するのですが、地方は客層が異なってきます。

そして日本は少子化でシニア層の割合の方が多いのですから、
地方の歯科医院が狙うところは50代、60代からの歯の健康、予防を考えた方が
圧倒的に患者さんになりえる人口は多いはずです。

そう考えた時にオシャレな内装、高級感のある内装ではなく、
清潔感、信頼を持てそうな内装作りの方が患者さんには支持されるのではないでしょうか?

【内装は地域によって考え方が異なる理由】

すでに答えはお伝えしていますが、
地域によって内装を考えると集患も変わってきます。
その地域の人口割合なども見て、女性が多いのか男性が多いのか、
年齢分布なども調べて内装を考えた方がいいと思います。

流行っているからといってデザイン会社に勧められるまま内装をお任せするのではなく、
成功していきたい!と思えば開業する立地の患者さんのことをもっと調べることです。
そうすれば適切な内装のイメージが掴めるのではないでしょうか。

このように、内装は少しでもオシャレな方がいい!と思ってしまいがちですが、
開業している地域または、開業する地域によって
オシャレさや高級感は逆効果になってしまう可能性もあります。

先生が開業する(している)地域に合わせた内装にすることで
患者様に愛される医院を作っていくことができるでしょう。

自分が開業する場合はどんな内装が適切なのか?
そのようなこともPBOX7ではお伺いしています。
無料相談実施中なのでお気軽にご相談ください。

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