歯科内装・開業に関するブログ

これからの歯科医院の受付はロボットを活用したデジタルか、人を活用するアナログのどちらにすべきか?

政府の主導で始まっているDX(デジタルトランスフォーメーション)は
様々な業種で行われています。

歯科医院でも、電子カルテなどを導入するところも増えつつありますよね。

そして、AIの進化によって、人がいなくても無人で対応できるものなども
増えつつあります。

その一つに、
一部の歯科医院ではすでに始まっているロボットによる受付です。

初診、再診受付から案内、会計やちょっとした会話なども行い、
患者さんの年齢に対応した発声までしてくれるロボットだそうです。

このロボットにより、受付業務の効率化、人件費削減、人手不足解消なども
解決するかもしれません。

確かに、ロボットの導入はメリットが大きいように見えますが、
安易にメリットばかり見て最先端だからと導入を決めてしまうと
失敗する場合もあります。

 

【ロボットを受付にする場合のデメリット】

歯科医院においてロボットを受付にするメリットは大いに感じられると思いますが、
いくつかのデメリットも考慮した上で導入を考えた方がいいでしょう。

1.受付をロボットにする場合は、受付の内装が変わります。
通常の受付の作り方は、あくまでスタッフの動線を考え、患者さんとの
コミュニケーションや、案内なども考慮した受付を作っています。

そこをロボットにすると動線は変わってくるはずです。

また、
騒音、BGM、スピーカーの位置、話しかける顔の位置や角度を考慮する必要も
あるので、通常の内装ではなくロボットに適した内装にする必要があります。

ですので、単にロボットにすれば簡単になるというわけではありません。

2.受付ロボット用のオペレーションが必要になる。
ロボットを導入すれば、あとは勝手にロボットが接客をしてくれるわけでは
ありません。

そのロボットを操作できるようになるスタッフへの教育が必要になります。

機械に弱いスタッフが多ければ、ロボットの操作が手間になり、
逆に効率が悪くなるということも十分あり得ます。
また、プログラムされている業務はこなせますが、
イレギュラーな状況は全く機能しない場合が多いでしょう。

その時にはやはり人の対応が必要になってきます。

3.デジタルが苦手なシニア層の患者さんには向かない
デジタル化は補助金もあるので導入できればしたほうがいいのですが、
自院の患者さんの層に合わせた導入をしましょう。

若い患者さんだとスムーズに導入し、対応は可能でしょうが、
シニア層が多い場合は結局人が必要になってしまいます。

スーパーの無人レジも結局人がいるのはこの問題があるからです。

 

【ロボットの導入が目的にならないように導入後の活用を考えよう!】

新しいものが始まる時に、多くの人はその導入が目的になってしまいます。
本来は、それを活用して、どんな未来にするのか?が目的になるはずです。

なので、なぜ導入すべきなのか?
そして、導入したら、何を解決することができるのか?
をしっかり考えた上でデジタルツールの導入は考えた方がいいでしょう。

また、世の中がAIやデジタル社会になっていくと、
アナログは少数派になっていきます。

しかし、人を必ず介さないといけない医療で一番大切なことは「人」に
なるのではないでしょうか?

手当という言葉がありますが、人の温もりがあるからこそ、
患者さんへの安心感、信頼などを作っていけるものだと思います。

ロボットの導入はそのサブくらいで考えるといいでしょう。

サブ活用できるような内装デザインなどのご相談にもお答えしますので、
お気軽にご相談ください。

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