歯科内装・開業に関するブログ
10.122023
歯科医院開業時の駐車場の適正規模とは?
テナント系や都心部立地の歯科医院では、駐車場を用意することは少ないですが、
ロードサイドや生活道路圏などで開業する先生にとっては、
駐車場は非常に重要なポイントになります。
しかし、駐車場の重要度については話されている方も少なかったり、
調べればわかる内容なども多く書かれているので、
「とりあえず駐車場があればいいか」という程度の考えをお持ちの先生も多いと思います。
そこで、駐車場の重要性などについてお伝えしたいと思います。
【ロードサイドで駐車場は必須です】
生活道路にある歯科医院やロードサイドにある歯科医院では、
駐車場は必要になります。
駐車場がない、もしくは1台程度しかない場合は、
患者さんの集患にも影響が出てきます。
住宅地にある場合は必要なかったりもしますが、
道路に面している歯科医院では駐車場は必要です。
「駐車場があってもNGな駐車場」
駐車場があってもNGな場合は、
地下や立体駐車場など、車の入り口が入りにくいのはNGです。
入口などは物件の立地にも左右されるので、
物件探しから車が入りやすい動線を意識して探す必要が出てきます。
コインパーキングを無料でというのもあまり良くなく、
歯科医院の前に無料で駐められる場所があるか?が重要です。
特に、女性が車で行きやすい場所
(視認性があり、簡単に駐車できる場所)が良いです。
視認性とは、このような場所です。
その理由は、ロードサイドなどの場合は、
主婦の方がお子さんを連れて来られることもあるので、
車で駐車しやすい視認性の良い場所が重要になります。
駐車場に車が入りにくければその歯科医院は、
行きにくいと判断されてリピート率も下がってしまいます。
【駐車場の台数はどれくらいあったほうがいいのか?】
駐車場の適正台数のことを話されている方はあまりいないと思います。
飲食の場合は、居酒屋などを除いて、
駐車場は店内の客席の60%必要になります。
仮に50席の座席数なら30台駐められる駐車場が適正です。
20席なら12台です。
また歯科医院なども含めて美容室やネイルサロンなどの来店型の場合は、
席数の1.6倍必要になります。
ユニット台数が4台あるとしたら、
6台から7台止められる駐車場が必要になります。
その理由は、待つことが前提な業種でもあるからです。
完全予約制の場合でも、時間まで待つ場合もあるので、
この辺はオペレーションでうまく行くこともありますが、
患者さんを逃さないようにするには、席数の1.6倍は必要です。
ですので、余裕を持った立地の選定が必要になります。
駐車場はロードサイドにある歯科医院には必要で、
集患にも重要な要素を担いますので、
軽視せずに、しっかり考えた上で開業しましょう。