歯科医院の情報発信で気をつけること

歯科医院でも集患の一貫としてSNSやホームページで情報発信している
ところは多いと思います。

その際に、何に気をつけて情報発信をすれば良いのかのルールなどを
設定しているでしょうか？

え？情報発信にルールなんて必要なの？

と思うでしょうが、今ではちょっとしたことでも炎上などがあり、
何でもクレームのきっかけになるので、集患やPRとして行っている
情報発信が逆にマイナスになってしまう可能性もあります。

そこで、
情報発信について何に注意していけば良いのかをお伝えしたいと思います。

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上記を読んでいただければ何を発信すれば良いのかがわかります。

【情報発信で1番気をつけることは発信内容と現実の乖離】

インターネット上での情報発信で1番気をつけてほしいことは、
実際とは異なった情報です。

わかりやすくいえば、嘘を言わないということです。

ネット上の情報は嘘で溢れているものですが、だからと言って
事実に反することを言っていいわけではありません。

これは当たり前のことですが、難しいのは、
患者さん側が勝手に情報発信を自分が感じるまま解釈してしまう点です。

ここの思い違いが大きな信頼を失う結果になってしまう場合があります。

例えば、
ネット上では「患者さんの為に！」と良いことばかり言っていたとします。

ですが、問診で全く患者さんの話も聞かずに、患者さんの為と思って
良かれと高額な治療を勧めたとします。

先生は患者さんの為と思っていても、

患者さんは　” 説明もなく、話も聞かずに高額な治療を勧められた！
ホームページでは「患者さんの為に！」とか言っているのに全然違う！
ここは金儲けしか考えていない！”

といった不満につながる可能性があります。

つまり、情報発信は、
患者さんの期待値を高めてしまう可能性があるということです。

なので、大事なことは、
ネット上でもリアルでも情報や主張は一致させることです。
過度に良いことを伝える必要はありません。

【スタッフでSNSをやる場合は 
SNSを行う意味の説明とルールを決めること】

スタッフにSNSで発信をしてもらう時には、必ず、
なぜSNSをやらないといけないのかという説明をスタッフにして、
発信する際のルールを決めておくことです。

この説明とルールがなければ、スタッフはとにかくネタを探して
発信しなければいけないと思ってしまうので、発信することが
目的となってしまいます。

なぜSNSで発信しなければいけないのか？その意味をスタッフに
説明することで、SNSを行う本当の目的を共有することができます。

また、ルールを設定することで、不適切な投稿を防ぐことにも繋がります。

例えば、スタッフにSNSで情報発信をしてもらう際には、
SNSで情報発信する目的は、患者さんに安心して治療を受けてもらう
ことですので、当院の治療方針に絡めた発信をしてもらいます。

また、

「少しでも不安をなくしてもらうために、安全性への配慮なども
考えていることを知ってほしいので発信をしていきたいと思います」

みたいな説明をすることで、
どんな発信をすれば良いのかのイメージがスタッフにも伝わると思います。

情報発信をする上で失敗につながることは、発信するイメージを
明確に持たずに流行りに乗っかってやってしまうことです。

誰に向けて、どんな内容を発信して、何を伝えたいのか？

ここを院長が明確にしていないと情報発信をしても
あまり意味のないものになってしまいます。

何を発信するのかを明確にすればルールも作りやすくなります。

プライベートの投稿は載せない。

患者さんへの文句や不満と取れる内容は投稿しない。

など、
決めた発信内容に沿ったルールを決めていくと良いでしょう。

誰でもできる情報発信ですが、考えてやっていかなければ
逆効果にもなってしまう[諸刃の剣]です。

ですので、
簡単にできるからこそ、ちゃんと考えて投稿していきましょう！