歯科内装・開業に関するブログ

これからの歯科医院デザインはどのように変わるのか?
コロナ時代の歯科内装で考えて欲しい7つの視点

歯科医院の内装デザインは昔と違って大きく変わってきました。
 
以前はクリニックといえば
どこも無機質で同じような内装でしたが、今では
無機質ではなく温かみのあるデザインや色使いを取り入れ、
カフェやオフィスのようなデザインが増えています。

これは、海外の内装などを参考にしているケースもあると思います。

このような流れは
歯科医院での不安をデザインの力によって柔らげようと
考えられているもので、温かみがあり、自然光に照らされ、
人間味が感じられる北欧風の空間がつくられていたりします。

欧米ではこのような目的があってデザインを重視していたり
するのですが、デザインだけではなく、患者さんのことを
考え尽くした「機能性」も持ち合わせていることが特徴です。

一方日本の場合は、オシャレな空間が目的になっているので、
患者さん目線ではない場合が多く、使いにくいというケースも
あります。

そして、これからの時代は、デザインも含め、ウイルスの
リスクも想定した内装作りも考慮しなければいけません。

つまり、院長が歯科医院を作る際に、どこまで患者さん、
働くスタッフのことを考えて感染対策ができるか?
ということも問われていくでしょう。

そこで、あくまで私が考えることではありますが、
コロナ時代の歯科内装で考えてほしい視点を7つ
お伝えしたいと思います。

 

【院内エリアごとの換気システムの機能向上】

新型コロナウイルスは変異を遂げ、
今では感染力の強いウイルスが猛威をふるっています。

これは、医療に携わる人であれば
そこまで恐ろしくはないものではあると思うのですが、
スタッフが感染すると一気に人手不足になります。

また、報道に煽られているので患者さんからすれば
大きな不安となっている方も多いはずです。

なので、
安心していただくための設備も必要になってくるでしょう。

そこで必要なことは換気システムです。

院内のエリアごとに換気システムの機能を向上させることで
安心感を与えることができます。

 

【出入り口や受付に非接触型体温計を設置】

これはすでに多くの医院で行っていると思いますが、
まだ受付スタッフが体温計を使っているところもあるでしょう。

出入り口や受付に
非接触型体温計を設置するようにしないといけないということは、
それに伴った入り口の動線の確保だったり、カウンターの設計も
多少考慮しないといけないでしょう。

患者さんや受付スタッフにとって邪魔にならない、
列を作らないようなオペレーションを組める入り口、
カウンターを考えなければいけません。

 

【待合室や会計時のソーシャル・ディスタンス確保】

今後もウイルスのリスクは必ずあります。

なので、待合室も今の広さよりもソーシャルディスタンスを
保っても収容できる広さを確保したいところです。

人数を限定してしまえばそれだけ利益も減ってしまいます。

なので、最初からソーシャルディスタンスを考慮した
待合室の設計を考えるといいでしょう。

 

【医師がオンライン診療を行うための個室やIT機器の新設】

今後は、コロナだけではなく、高齢化に伴っても
オンライン診療は必要になっていきます。

その時に必要になるのが、個室の確保です。

オンライン診療専用のIT機器と、
そこで診療を行う個室も必要になってきます。

そこまで見越した院内設計を開業時には考えた方がいいでしょう。

これは、院長の治療方針やどんな医院を作っていくのか?
の考えに寄るところが大きいですが、時代に合わせた設計も
頭に入れておくと、様々なリスクに対応できる医院となると
思います。

 

【ロボットを活用した清掃や物品の配布】

最近、飲食店を中心に導入が増えているロボットですが、
こちらは人手不足解消になるとともに、非接触での作業を
任せられます。

なので、もしロボットの導入を考えるのであれば、
ロボットを保管するスペースもまた必要になるでしょう。

ロボットを充電するためのコンセントはどこにするのか?
なども考えないといけません。

先に考えておくことによって
後のトラブルを防ぐことができるでしょう。

 

【タッチレス決済や各パネル操作の導入】

現金では接触頻度が高くなってしまうため、タッチレス決済の導入や、
説明などはパネル操作でできるようになった方が感染リスクは
下がっていくでしょう。

その時に、決済導入の機器のスペースや、パネル導入であれば
パネルの置き場など内装設計時に細かく決めた方が良いです。

決済機器の配線が見えなくなるようなデザイン設計なども
必要になってきます。

このように、感染リスクを避けて、今まで以上に様々なものを
導入していかなければいけない可能性が出てきます。

内装設計時にこのような対策も加味した内装を考えていくことが
今後は求められていくのではないでしょうか?

 

【高齢化に伴う、バリアフリー・ユニバーサルデザイン化】

世界ではすでに取り組んでいるところも多いのですが
日本ではまだまだ広がっていません。
こちらも今後重要になってくることでしょう。

 
もし、感染リスクを考えてウイルス対策をしたいとお考えでしたら、
既存の医院でも対策可能な方法があります。

それは、無光触媒のコーティングです。

これを導入することで、
感染リスクは限りなくゼロに近づけるでしょう。

詳しく知りたい院長は、ご相談ください。

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