歯科内装・開業に関するブログ
12.162022
歯科医院の事業継承を成功させる方法
「歯科医院を開業して地域に根ざしてやってきました。
院長の年齢も70代となり、他院で修行をしていた息子に
医院を継がせようと考えています。
幸い息子も継いでくれることには前向きなのですが、
現在チェアー台数が3台となっていて、立地や診療規模を
そのまま引き継ぐか、あるいは
場所を変えて、新規開業の歯科医院と同じように
すべて一から行うべきかを検討しています。
事業承継後も、数年間は一緒に診療できることを望んでいます。
どちらで継承すべきでしょうか?」
歯科医院でも後継者問題や事業継承は大きな課題となっていますが、
現状のまま引き継いでもらうことを息子が嫌がることも多いようです。
事業継承の場合は、医院の内装のリニューアルや拡張なども
視野に入れて考えないといけないこともあるでしょう。
そこで、この記事では、歯科医院の事業継承を成功させる為の
考え方をお伝えしたいと思います。
【立地をそのまま引き継ぐ方がメリットは大きい】
歯科医院でも立地は1番重要です。
長年地域に根ざしてやってきて、患者さんがしっかり定着して
いるのでしたら、新たに場所を変えて新規開業のようにする方が
リスクは大きいかと思います。
新たに土地、建物、内装、設備などを考えると
莫大な資金がかかるとともに、立地を変えてしまったら
また一から集患しなくてはいけない可能性もあります。
まずは、現状の場所で拡張できるのかどうかを考えましょう。
今まであまりリニューアルなども行なっていなければ、
内装や導線、受付なども古い可能性があります。
ですので、導線などの変更でスペースを確保できる可能性は
十分にあるのでご相談ください。
【歯科医院の事業継承で最も大切なこととは?】
事業継承をする際に内装のリニューアルや最新設備などを
入れることをメインに考えてしまいがちなのですが、
もっと大切なことがあります。
それは、現状の経営状況をちゃんと息子にも伝えることです。
どれくらいの売り上げがあり、利益が出ているのか、返済しないといけない借金が
どれくらいあるのか?
などの経営数字を共有することです。
そして最も大切なことは、今まで院長が掲げてきたビジョンの共有です。
歯科医院だけではなく、事業継承で失敗するところの多くは、
ビジョンを継承せずに、誰が継ぐのかばかりを考えてしまうことです。
歯科医院においてのビジョンとは、
院長が今まで行なってきた治療方針や経営方針となります。
その治療方針を医院を継承するものに引き継ぐことが大切です。
誰が継ぐのかではなく、何を継ぐのか?が大切なのです。
今まで院長が掲げてきた治療方針から大きく変わってしまうと
それまでの患者さんを失ってしまう可能性もあります。
また、新たに拡張を行うときに内装のコンセプトがブレてしまいます。
コンセプトをしっかり継承することができれば、
新しいことを導入してもブレることはありません。
ですので、院長の治療方針を明確にし、それを継承する息子と共有し、
納得した上で内装などをリニューアルする方が
これからも長く患者さんに愛される院経営ができるでしょう。
事業継承は院長と息子の方針の違いで揉めることもあります。
だからこそ、明確な治療方針を提示できるようにし、
その方針を浸透させる必要があります。
その上で、息子が考える方針を共有し、内装にも反映させていくのです。
なので、明確なビジョンをまずは決めることが大切です。
そのビジョンを継承する息子と一緒に決めていけば
揉めることもなくなるでしょう。
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