歯科内装・開業に関するブログ
12.202022
医院が老朽化したときの移転か拡張かの判断する時の考え方
歯科医院を長年経営している場合は、順調に経営してきて、
そろそろ経営している院も老朽化し、増築による拡張、
移転による拡張などを考えなければいけない方もいるのではないでしょうか。
拡張や移転には大きな投資もしないといけない。
または引退するまでには、10年程度と考えているが、
今後引退や事業継承も考えなければいけなくなってくる中、
どのように考えていけばいいのか?
歯科医院の老朽化をなんとかしたいが、
今後のことを考えたらするべきなのか?
どのようにすればいいのでしょう?
歯科医院の内装デザインをする中でもこのようなご相談を度々受けることがあります。
確かに、引退まで10年程度となっていたら
そこから大きな投資で移転や増築による拡張は
なかなか勇気のいる決断になるかもしれません。
そこで、今回は、
歯科医院が老朽化したときの移転か拡張かの判断をする時の考え方をお伝えしたいと思います。
【何歳で引退をするのか明確に決めているか?】
30歳で独立開業して25年やってきて、現在55歳だったとします。
これくらいの年齢の院長は比較的多いのではないでしょうか。
この時に、何歳まで現役で活躍する予定かを決めていますか?
その時に重要なことは、院長自身の引退の年齢は決まっているのか?
そして自院の収支状況の把握が先に重要になってきます。
なぜなら、その状況次第で返済計画が決まってくるからです。
仮にそれが、70歳までの15年だとしたら、
今後15年の収支予測です。
現在の収支は伸び続けているのか?
横ばいなのか?
下降していているのか?
現在の歯科医院の経営状況から逆算して移転か、
増築して拡張か?などを考えなくてはいけません。
10年は今まで通りに患者さんを治療できていたとしても、
年齢により体力の低下も予測されます。
同じようなペースで治療を続けられなくなってしまうかもしれません。
引退までに返済を終えることができて、
退職金までしっかりと積み立てることができるのか?
ここまで考えて計画する必要があります。
【未来を見越した上で移転か拡張かの判断を考えること】
事業継承なども見越して、移転や拡張した歯科医院を継いでもらうことを想定し、
移転か拡張を考えている院長もいると思います。
その時には、後を継ぐ人に合わせた院内設計も考えておきたいところです。
どんな治療方針で今後やっていくのか?
歯科医院を継いでもらう人のキャラクターなども考慮した上で、
スタッフの増員や、院内の動線の引き方、コンセントの数、
チェアーの数、受付カウンターの配置などは変わってきます。
単純に若い世代に任すのだから、
新しいおしゃれなデザインにすればいいといわけではありません。
今まで長年地域に根付いてきた、院長のカラーも考慮し、
そのビジョンの継承も同時に行っていかなければ
患者さんに愛される歯科医院の引き継ぎは難しくなってしまいます。
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移転や拡張も先にコンセプトの設計から入っていかないと、
内装が終わった後に、もっとこうしておけばよかった。
あれが足りない、チェアーが増えたのに動線が使いにくい。
見映えだけはいいけど、スタッフが働きにくい。
など様々な問題が出てきてしまいます。
特に、平面図をちゃんと見ることもなく業者に丸投げしてしまうと、
せっかく膨大な投資をして新しい歯科医院にしても、
引退までに返済が終わらずに、事業継承した子供に負担を強いる可能性もあるのです。
歯科医院が老朽化したときの移転か拡張かの判断する時の考え方をまとめると
・自分の引退時期を明確にすること
・終始状況をどんぶり勘定ではなく明確に把握し、
引退までの返済計画を立てること
・事業継承を考えている場合は、自分のビジョンも継承し、
新たに継ぐ人の治療方針やキャラクターにも合わせた内装デザインにすること
・安易に業者に丸投げせずに一緒に考えてくれる業者にお願いすることと、
未来を見越した判断をすることです。
プランニングボックス7では、10年、20年先でも通用するデザインを院長と一緒に考えてきます。
拡張や移転などでお考えの方は一度ご相談ください。
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