歯科内装・開業に関するブログ
6.202023
歯科スタッフ求人サイトの募集タイトルを考えていますか?
![](https://pbox-jp.com/wp-content/uploads/2023/01/welcome-meeting-or-deal-handshake-of-woman-for-re-2022-12-17-06-47-40-utc-1024x683.jpg)
内装デザインのご依頼は大型な案件も含めあるのですが、
それ以外にもコンサルティングや、求人などのご相談も増えています。
最近結構多いのが、「歯科衛生士が辞めてしまってなかなか次が見つからない」というご相談です。
歯科クリニック向け専門の求人サイトや、マッチング系のサイトなども増えてきていますが、
それらに登録してもなかなか応募が来ないという歯科医院が多いようです。
そこで、募集しているサイトなどを見させていただいたのですが、正直びっくりしました。
「そらぁ来ないよなぁ」と思ったのです。
【あなたの歯科医院に求人の応募が来ない理由】
たまたま応募があったとしても、面接まで辿り着けなかったり、
面接できても自分が欲しい人材ではなかったということが非常に多いと思います。
その理由は、求人サイトの募集タイトルを一目見てわかりました。
なぜなら、ほとんどの歯科医院が『歯科衛生士募集』
という募集タイトルで求人を出しているのです。
どの歯科医院も歯科衛生士や歯科助手を募集しています。
そして、歯科衛生士側からすれば、自分が働く歯科医院を探しているのですから、
『歯科衛生士募集』と募集タイトルに記載されていたら、
「知ってるわ!だから見ているんだろ!」と思うと思います(笑)
何が言いたいかというと、『歯科衛生士募集』という募集タイトルでは、
求人の中身を見てもらえない可能性が高く、
判断基準は、募集タイトルと一緒に表記される『時給や給与』になってきます。
あなたの歯科医院の魅力は1ミリも伝わってないわけですね。
【求人サイトの募集で重要なこと】
求人サイトの募集で最も重要なことは、あなたの歯科医院の魅力が伝わり、
欲しい人材に募集ページを見てもらって、欲しい人材を獲得することですよね。
ですので、まずは、求人ページの中身をしっかり見てもらうことが重要になってきます。
そう考えると、募集タイトルは、中身を見てもらって、
あなたの歯科医院の魅力を感じてもらう最初の接点になるのです。
ですので、求人サイトの募集で重要なことは、『募集タイトル』です。
あなたの募集タイトルは、『歯科衛生士募集』の役割のタイトルになっていませんか?
もし役割での募集となっているのなら、
それが求人サイトで反応が出ない理由の最たるものです。
【募集タイトルはどうやって作ればいいのか?】
まず、「どんなことをする歯科医院なのか?」が明確に伝わらないといけません。
そして、どんな歯科医院なのかを伝える必要もあります。
その為の歯科医院の募集タイトルは、2つの考え方があります。
1つは、何度も言っていることなのですが、
院長の治療方針を募集タイトルに反映させることです。
例えば、『虫歯を治す治療から、虫歯になりにくい治療へ 』
と言う事が治療方針として掲げているとしたら、
メインテナンスに力を入れている歯科医院になりますよね。
ということは、スキルのある歯科衛生士さんに来て欲しいはずです。
これを『歯科衛生士募集』だけでは
募集サイトをクリックして中身を読んでもらうのは
”数うちゃ当たれ”で時間がかかります。
ですので、「メインテナンスに力を入れた技術の高い歯科衛衛生士が在籍しスキルアップも目指せます」
といった募集タイトルでしたら、スキルアップを考えている歯科衛生士さんもターゲットにできます。
この募集タイトルは少し長いのですが、できれば37文字くらいに抑えられたらなお良いでしょう。
つまり、院長の治療方針が言語化されており、
なおかつ、その方針が募集タイトルに反映されることで
欲しい人材にとって魅力的な職場に見えるということです。
もう1つは、歯科衛生士の不安を払拭するような募集タイトルです。
歯科衛生士が辞める理由NO,1は、人間関係ですよね。
ですので、人間関係の不安を払拭できるような募集タイトルは反応が取りやすいです。
ただし、嘘を書くのはNGです。
実際は、人間関係がうまくいってなくて、お局歯科衛生士が牛耳っていて、
いじめが横行しているなどでしたらマイナスになるので書かない方がいいでしょう。
この場合は、例えば、「定着率が高くスタッフ同士が前向きに教え合う職場で働きませんか?」
みたいな感じでしたらいかがでしょうか。
辞める理由は、他に残業時間や、勤務時間、スキルアップ、給与面など様々あると思います。
スタッフ側のニーズを院長が知っておくことで、魅力的な募集タイトルを作ることができます。
このように、2つの視点から募集タイトルを考えてみてはいかがでしょうか。