歯科医院が情報発信において患者さん視点になるための考え方

最近は歯科医院でも患者目線で考えましょう！
とようやく言われるようになってきました。
しかし、まだまだ患者目線で考えられる歯科医院は少ないと感じています。

特に歯科医院での情報発信を考えた時には、
患者目線で考えられている歯科医院はほとんどないと思います。

そこで、歯科医院が情報発信で患者目線で発信できるようになる為の考え方をお伝えしたいと思います。

【やってはいけない歯科医院の情報発信とは？】

患者さん目線で情報発信ができるようになる前に、
やってはいけない情報発信をお伝えします。

以前にお伝えしている内容と被りますが、
いまだにこのような内容の情報発信を行なっているのを見受けることが多いので、
改めて頭の片隅にでも入れておいて欲しいと思います。

・TikTokなどの流行の発信に乗っかる。
治療や患者さんの役に立たない内容は基本全てNGです。
TikTokなどでは、院長やスタッフが踊っていたり、
一時期はやった「なぜなぜなーぜ」といった投稿などを行うことは
患者さんには関係のないことです。

・コスプレをしての投稿
歯科医院がそのような投稿をする必要はありません。
それどころか患者さんへの信用を著しく下げてしまう可能性もあります。
あなたがそのような歯科医院へ行きたいかをよく考えてみましょう。

・金持ち自慢のように見える投稿
高級店での飲食や車購入、ブランド品購入などの投稿は
患者さんへあまり良い影響を与えません。
また税務署などにも見られている可能性もあるので
派手さを見せるのはマイナスしかありません。

・政治の不満や患者さんの文句言う
情報発信では、政治に関することや患者さんへの不満、
文句などは御法度です。

このように、患者さんへ対して必要のない投稿は避けましょう。

【歯科医院が情報発信において患者さん視点になるための考え方とは？】

患者さん目線になることは、とても大切です。
これは集患にも関係してくる視点でもあるので、
ぜひ覚えておくといいでしょう。

患者さん視点になるためには、まず、患者さんの困りごとを理解することです。
これは保険診療でも自費診療でも同じです。
では、どのように患者さんの困りごとを理解し、知るようになれるのか？

「患者さんの困りごとを理解する着眼点」

患者さんの悩みを考えればいいんでしょ？と思う方も多いのですが
患者さんの悩みの考え方ですでに間違った視点になっている方が多いです。

例えば、歯が痛い、虫歯などは悩みでもあるのですが、
それだけでは情報発信しても患者さんには響きません。

患者さんは、「歯が痛くて何に困っているのか？」
ここを探っていくことが患者さんの困りごとを理解するために必要な考え方になります。

患者さんは歯が痛くて、仕事が手につかない。という困りごとだったり、
歯が痛いけど、歯医者に行くのが怖い、と言う困りごとなど、
歯が痛い1つをとっても、
患者さんがそのことに対してどう感じているのか？
でいく通りもあるのです。

なので、その患者さんが感じている場面をどこまで理解するか、
知るかが重要になります。
それを理解できるために必要な視点をお伝えします。

「患者さんはどんな時に歯医者を必要とするのか？」
「患者さんはどんな場面で歯医者を必要とするのか？」
「その悩みを抱えている人のライフスタイルは？」
と考えていくとわかりやすくなっていきます。

多くの歯科医院は、自分発信と言う視点で、
自院をアピールすることを考えてしまいます。
そうではなく、患者さんを主体に情報発信すること。

つまり、患者さんのことを発信することが患者さん目線の情報発信になります。
それは、そのまま院長先生が考えている治療方針にも直結していくはずです。
そのように考えていくと、歯科医院の内装なども大きく変わっていくと思います。

患者さん視点で考えられるからこそ、
患者さんの事を考え尽くした内装にも目を向けられると思います。

もし、患者さん視点での情報発信だけではなく、
あなたの歯科医院をリニューアルしたい！
とお考えの場合はぜひお気軽にご相談ください。