歯科内装・開業に関するブログ

歯科医院の移転を考えた時に失敗しない内装デザインの考え方と移転のメリット・デメリット

歯科医院を開業して15年、20年も経つと
設備や物件の老朽化も出てきたり、
順調に患者さんが増えてくると少し手狭になってきて
移転を考える先生もいると思います。

また、事業継承で先代の医院を継承した時に
最新の内装や設備に変えたいのでそれを機に移転も
検討する先生もいるのではないでしょうか?

その時に、とにかく移転することが目的となってしまうと、
新しい設備や内装になっても患者さんや働くスタッフが
使いにくく集患も難しくなってしまう場合もあります。

移転はよく考えて計画を立てた方が良いのは
当然なのですが、今まで以上に内装のことも
しっかり考えて院設計をして欲しいと思います。

そこで、この記事では歯科医院の移転について
内装のことだけではなく移転についてのメリット
デメリットをお伝えしていきたいと思います。

 

【医院移転のメリット・デメリット】

老朽化などがあり、耐震などにも問題がある場合は
移転しなければいけませんし、集患を増やす為に
駐車場なども確保できる立地に移転したい場合など
移転には色々な理由があると思います。

もちろんみなさんメリットをメインに考えると思いますが、
物事にはメリットだけではなく相反してデメリットもあります。

 

「メリット」

・最新設備を導入できて、時代にあった内外装にできる。
・駐車場や駐輪場で患者さんの利便性をはかる事ができる。
・チェアーの増設で売上の拡大を見込める
・商圏を拡大できる

 

「デメリット」

・解体費用や退去費用、移転の開業費用がかかる
・従来患者の一部離脱
・スタッフ増員のため人件費アップ
・借り入れなどによる月次キャッシュフローの変化

大まかに見たらこのようなメリット・デメリットが
あるのではないかと考えられます。

 

【失敗しない内装デザインの考え方】

移転を決断した時にどんな内装にするのかも
これから移転し院経営をさらに成功させる為には
重要な要素となります。

新規開業だけではなく移転の内装で失敗してしまう先生も
多いので、失敗しない内装の考え方をお伝えします。

それは、シンプルですがいくつか注意点があります。

 

「移転理由と移転先の条件を明確に決定すること」

とにかく古いから移転したいだけでは
移転しても計画性がありません。

まずは「なぜ移転するのか?」を考えましょう。

先に移転する理由を明確にすることで、
その先の経営計画も明確になります。

そこから
どのような移転先なら経営計画に対して達成できるのか?

ということを最初に決めておくことをお勧めします。

 

「業者任せにし過ぎないこと」

しっかりヒヤリングして、様々な知見を教えてくれるデザイン会社は
良いのですが、中には、デザイン重視で、とにかくこれは今流行っている
東京の歯科医院ではこのような内装です!なんて
押してくるところに丸投げしたら、めちゃくちゃ使いにくい内装になった!
ということもあります。

なので、丸投げは要注意です。

 

「自院の良さや提供する価値を明確にすること」

歯科医院の内装は、オシャレな内装にすればいい!
というものではありません。

まずは、「誰に(どんな患者に)」「何を(どんな治療を)」
提供するのかを明確にしましょう。

移転前にも決めていたはずですが10年、20年経っていくと
とにかく治療をこなしていくことがルーティンになっている
場合もあります。

移転を機に自分が本当にしたい治療と
その治療を求めている患者さんを明確にすることです。

まずはこの3つは最低限決めてほしいと思います。

この順番で考えていくことで失敗することはないでしょう。

 

【移転を考えた時の医院の将来の方向性の決め方】

移転には大きな投資を必要とされます。

その時に重要なことは返済計画です。

移転時の自分の年齢から考えた時にあと何年
返済期間があるのかを把握する必要があります。

そして、自分はあと何年現役でいるのかも
先に決める必要があります。

もし、移転時が50歳だったとして、
月に返済できる上限が800万円だったとします。

物件にもよりますが、8000万円ほど移転費用がかかった場合は
10年ほどで60歳には完済するという計算です。

ここで重要なことは、この10年の間の返済の見通しです。

もしかしたら売上は下降してしまうかもしれませんし、
院長が病気や怪我で働けなくなることも無いとは言えません。

下降してしまった場合や横ばいの場合は
資産を残すために引退を延長して70歳まで働かないと
いけなくなるかもしれません。

そこまで働きたくはないと思っている場合は
今以上の利益を目指していかないといけないでしょう。

ただ移転して最新の内装で売上アップ!ということを
考えるのではなく、その先のことも考えていかなくてはいけません。

普通の内装デザインの会社ではそこまで話をしてくれるところは
まず無いでしょう。

 

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