歯科内装・開業に関するブログ

歯科医療はサービス業なのか?これからの歯科医療提供の考え方

医療はサービスなのか?
という議論は少し前からよく言われていたと思います。

では、実際にはどうなのか?というと、医療を提供する側と
患者さん側では意見が異なっているように感じます。

では、実際はどうなのでしょうか?

 

【歯科医療はサービス業なのか?】

この議論は尽きないものがありますが、言葉の意味から考えてみましょう。

引用
”医療とは、狭義には診療 (診断と治療: diagnosis and treatment)

すなわち、 医の行為 (medical care) であり、
広義には健康に関する お世話 (health care) である。

Health Care とは 保健・医療・福祉を含む広い意味であり、療養 ともいう。

(厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001ets7-att/2r9852000001f37c.pdf)”

とあります。

ここから読み取ると、
医療自体は、診断と治療することになり、サービス業ではないように感じます。

歯科医院の業種で考えたときに、歯科医院や病院は、目的来店型という業態に
なります。
治療や診断を目的に、医療行為などを求めて来院するということです。

目的来店型はサービス業にもありますが、医療とは性質が異なるので、
サービス業と一括りにするのは少し違ってくるのではないかと思います。

これは多くの先生も感じていることだと思います。

しかし、世の中の見解は、医療もサービス業という見解がとられています。

 

【サービス業と考えている患者さんに対してどのように対応するのか?】

この歯科医院側の見解と、患者さんの見解が異なっている為、
接客面でクレームが出る場合もあると思います。

特に、受付時や電話の応対時にクレームが出ることが多いです。
これは、患者さんはサービス業と同じ考えで受付や電話をするからなのですが、
この辺の部分は、サービス業的な考えを持って取り入れることもした方が
いいのではないか?と思います。

内装での考えも同様で、「歯科医院だからこうしなければいけない」
という部分は医療を提供する上であるのですが、そうではないところは、
今までの価値観にとらわれずに患者さんに合わせて、スムーズに予約や、
治療まで行けるように考えなくてはいけないと思います。

 

【これからの歯科医療の考え方は、あくまで「対等」です】

今までは、先生、患者といえば、先生が上で、患者が下という価値観が
当たり前だったと思います。

しかし、そのような考えのままでは、時代に取り残されて、患者さんから
支持されなくなってしまいます。

患者さんの気持ちを考えられる歯科医院は、患者さんに愛されます。
それは、院長が掲げる、治療方針や内装の部分にも現れてくるはずです。

患者さんがいなければ歯科医院は成立しません。

ですので、
患者目線を持った歯科医院づくりは今後重要になってきます。

サービス業ではない!という考え方でいいのですが、それが患者さんに
対して「上」という意識にならないようにしていきたいですね。

愛される歯科医院は、歯科医院の内装作りからも患者さんのことを
考えてつくっていきます。

もし、先生が患者さんのことを考えた歯科医院を作っていきたい!
とお考えでしたら、お気軽にご相談ください。

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