歯科内装・開業に関するブログ
2.12024
勘違いしている人が多い?広告を出せば集患できるというわけではない理由
マーケティングを勉強している先生の中には、ネット広告を出せば集患できると考えて、
やたらとネット広告を出したがる先生も多いです。
コンサル系やWEB屋さんなどは積極的に広告を出しましょう!と教える人が多く、
広告を出せば集患できる!と洗脳されている場合もあります。
果たして本当に広告を出せば集患できるのでしょうか?
そもそも広告とは何か?ということを知らないコンサルも実は多かったりします。
そこで、この記事では、広告の本質と、
広告を出せば集患できるわけではない理由をお伝えしたいと思います。
【広告を出せば集患できるってほんと?】
広告を出せばすぐに集患できるというわけではありません。
その理由はいくつかあるのですが、順を追って解説していきたいと思います。
1:ネット広告はライバルだらけ
情報が爆発している時代になり、インターネットの広告は飽和状態です。
ネット広告が良いと言われていた時代のままの思考の方が多いのですが、
今は逆にネット広告の方がライバルが多くなっています。
2:広告は即効性を求めるものではない。
広告を出せばすぐに患者が飛びつくと勘違いしている先生も多いのですが、
広告をする前に必要なことがあります。
それが、告知です。
告知とは、「物事を人に告げ知らせること。通知すること」という意味です。
つまり、まずは知ってもらうことが必要になります。
それをせずにいきなり広告を出しても集患はできません。
なぜなら、人は先生のことを知らないからです。
大手企業は、そこを理解しているので、TVCMで告知をします。
思い浮かべるとわかりやすいと思うのですが、
会社名や用途、良さなどを連呼していたり、
必要なものを知らせているだけですよね。
その理由は、先に「良さ」を知ってもらうことの重要性を知っているからです。
ですので、告知の代わりに広告を打って認知を広げるのでしたら良いと思いますが、
広告でいきなり集患を求めている場合が多いので、
効果がないと感じてしまう人が多いのだと思います。
そして、広告は売り上げが下がった時にはやってはいけないものでもあります。
売上が下がっている時にやって良いのは認知活動である告知だけです。
売上が下がるということは、広告主を知らないか、何かマイナス面があるからですよね。
そのマイナス面を改善しない限り広告を出すことは逆効果になってしまいます。
広告は考えているほど集患できないでしょうし、救世主でもなんでもありません
告知(認知)→広告の順番です。
もし、広告を検討している場合は、
商圏内で十分認知があるのかどうかを事前に把握することをお勧めします。
3:自院の良さを理解しているか?
広告を出す場合には、自院の良さを過不足なく伝えることが求められます。
過不足とは、不足も誇張もダメということです。
あなたは、自分の歯科医院の治療方針などは決定していますか?
どんな患者さんに、どんな治療をするのか明確に決まっていますか?
その治療方針を歯科医院で言うことができれば良さに繋がってきます。
この治療方針は、内装デザインなども含めて、
歯科医院を経営していく根幹部分でもあります。
広告を出す前にはまずは、先生の治療方針などを明確にすることです。
【広告を出して利益を失うよりも、コツコツ信頼関係を増やしていく方が長い目で見れば安泰です】
ここまでを読んでいただければ、
広告を出せばすぐに集患できることはないということをご理解いただけたと思います。
広告を出しさえすれば、すぐに患者さんが殺到するということはありません。
広告を出して利益を失ってしまうことよりも、
患者さん一人一人へ丁寧に治療方針通りの治療して、
信頼関係を築いていく方がいいと思います。
長く愛されていく歯科医院を目指すのであれば、
先生が掲げる治療方針を明確に打ち出し、
そのキャラクターにあった内装デザインをもとに良さを認知させていくことです。
ですので、いきなり広告をするのではなく、
内装作りから始まっているということです。
これから歯科医院を開業しようとお考えの先生は、
まずはその辺から考えてみると良いでしょう。