歯科内装・開業に関するブログ
9.162022
歯科医院のリフォームする時の注意点と坪単価の考え方
父が歯科医院を経営していて、代替わりで経営を受け継ぐ
という先生もいらっしゃいます。
その際に、古い医院の内装や外装デザインを
新しくしたいと考えることは当然でしょう。
昔の歯科医院の内装だと古さもあり、どうしても
今の時代には合わないと感じ、オシャレな内装を
イメージする方も多いと思います。
どんな内装にすればいいのか?
また、どんな業者に頼めばいいのか?
坪単価はどれくらいが相場なのか?
など、わからないことが多いはずです。
特にネットなどの情報だけを鵜呑みにしてしまうと、
いざリニューアルしてみるとなんだか思った感じと違う。
見積もりと違って実際はかなり高くなった。
オシャレはオシャレだけど非常に使いにくくて
スタッフも動きづらそう。
ということになりかねません。
そこで今回は、
歯科医院をリフォームする際の注意点とリフォーム時の
坪単価の考え方についてお伝えしたいと思います。
【歯科医院をリフォームする時の注意点】
リフォームを考える時にまず必要なことは、
リフォームをする理由を明確にすることです。
なぜリフォームが必要なのかによっても
内装を考えた時に大きく意味合いが変わってくるからです。
「院を継承して内装が必要な場合」
代替わりで院の内装をリフォームする場合は、
老朽化もあるでしょうし、先代が利用していた機器から
新しい最新の機器の導入もあるでしょう。
電子カルテなどの導入もあると思います。
もし、先代がアナログだった場合は、
当然必要となる電子機器などは増えていきます。
そうなると、ただ壁紙などを綺麗にし、受付やスタッフルーム
などを綺麗に見栄えをよくするだけでは足りません。
コンセントの数を増やして
配電盤なども考慮していかなければいけないのです。
デザインは歯科医院でも大切な要素なのですが、
いかに院長が使いやすく、ストレスなく治療に専念できる
空間を作るか?ということも重要です。
流行りのデザインだけに囚われてしまうと
細かな部分が見えなくなってしまいます。
なので、
「歯科医院をリフォームをする理由を明確にすること」は
とても大切です。
では、「歯科医院をリフォームする理由を明確にする」
ということは具体的にはどのようなことなのでしょうか?
それは、院長がどんな院にしたいのか?
そして、治療方針をより具体的に明確にしていくことです。
例えば、先代から継承した院をリフォームする場合は、
「先代の技術や考えは受け継ぎながら、古い治療方針から、
最新機器に変えて、患者さんに最新の歯科治療を提供する」
と言った院長自身が
どのように自分の院を経営していきたいのか?
どんな治療を患者さんに提供していきたいのか?
ここが明確にならないと「なんとなく古いから」という
理由でのリフォームになってしまいます。
明確になっていれば、内装も院長の方針に反映できます。
つまり、院経営のコンセプトを明確にすることです。
「リフォームが目的になってはいけない」
新規開業の時もそうなのですが、
内装デザインをどうするか?ということが目的になってしまう
先生がたまにいらっしゃいます。
内装デザインはあくまで手段であり、目的ではありません。
院長が患者さんに提供するものは内装ではありませんからね。
あくまで治療や予防が最大の目的であり、
患者さんに提供するものとなります。
内装などは安心・安全を感じてもらえる、
働きやすい環境にするという、治療や予防という
最大の目的の手段でしかありません。
そこをまずは一番に考えてほしいと思います。
歯科医院のリフォームを調べていくと
機能面ばかりが目に付くと思います。
それはそれで大切なことなのですが、
機能面よりも大切なことは、院長自身の方針です。
機能面よりもまずはあり方が先です。
そこが決まらないと機能的な部分に反映できません。
なので、私はこの記事では、
あえて機能的なことはお伝えしていません。
【歯科医院リフォーム時の坪単価の考え方】
坪単価はどれくらいになるのでしょうか?
と知りたい方も多いと思います。
以前も坪単価については記事を書いているのですが、私は、
改装工事=休院を必要とする大規模な改装。
リフォーム=休院を必要としない小規模なリフォーム(2日程の
休院まで)と定義づけています。
院長によっては、リフォームと改装を同じように考えている方も
多いと思うので、全面リフォームと考えると、坪単価は、
ネットで出ているような「坪単価35万円」が相場ではありません。
その理由は坪数の大きさによって変動するからです。
詳しくはこちらの記事を読んでいただければわかると思います。
歯科内装と坪単価及び相場について
坪単価も院長自身が何に重点をおいて、
どんな方針があるのかで変わってくるはずです。
コストを抑えることは経営でも大切なことではあるのですが、
そこが目的になってもいけませんよね。
平均的な今流行りの内装を
コストを抑えれば坪単価35万円などは可能だとは
思いますが、それが正解ではないと私は思っています。
何よりも、患者さん視点と院長の思いやキャラクターなどを
しっかり考えて欲しいと思います。
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