歯科内装・開業に関するブログ
9.62022
歯科内装は格安でコストを下げるべきなのか?歯科開業に最低限必要な内装設備とは?
歯科医院を開業する時には設備にかなりお金がかかってきます。
チェアーや治療機器などをリースにするか買い取りにするか?
内装に必要な設備をどうするかでも初期費用は大きく変わってくることでしょう。
初期費用はできるだけ低く抑えたい。これは誰しもそう思うはずです。
私も開業するのであればできるだけ抑えたいと思います。
ですが、歯科医院の場合はそう簡単ではありません。
なぜなら、患者さんを治療していく上で必要最低限の設備があるからです。
しかし、ネットで調べてみると、
「歯科 内装 格安」というキーワードで検索される先生が結構いらっしゃるようです。
もしかしたら、この記事もそのような検索で読まれているのかもしれません。
もし、あなたが格安で歯科医院の内装工事を探しているのなら
この記事は考え方の選択肢を増やせる記事となるかもしれません。
【歯科内装は格安でコストを下げるべきなのか?】
歯科医院開業での内装工事コストを下げたい。
開業前にはできるだけコストを下げることを考えることは当然です。
しかし、チェアーや機器などのコストを下げることには限界があると思います。
そこで、内装工事でコストを下げたい!と考えることは必然かもしれません。
確かにコストを下げた内装を作ることは可能ですし簡単ですが、
私は歯科医院専門の内装を行っているので、
歯科医院として患者さんを受け入れる必要最低限の設備を
準備をしないといけないと思っています。
ネットで歯科内装相場で調べたら平均相場は坪単価35万と出てきます。
その通りになることはないと思いますが、
仮に坪単価35万で内装工事を行ったとしたら
開業後運営面でかなり苦労することになるでしょう。
歯科医院として開業するために必要最低限の設備を入れると
30坪の坪単価は約50万は必要になります。
単純に考えていくと、坪単価を抑えたいのであれば広くすることです。
40坪、50坪の場合は、45万、40万と坪単価は下がるでしょう。
逆に小さければ坪単価は上がります。
これは単純な算数の話になりますが、
坪単価を抑えたいのであれば広い物件にすることですが、
広ければチェアーの数なども気になってきます。
なので、予算の中からどのようにしていくのかを考えていった方がいいでしょう。
最初から歯科内装工事を格安で!という考えは持たない方が
理想の歯科医院経営を行えると思います。
【歯科開業に最低限必要な内装設備とは?】
先ほどから歯科開業に最低限必要な内装設備とお伝えしているのですが、
これをお読みの先生方は歯科開業に最低限必要な内装設備とは何かご存知でしょうか?
歯科医院を開業して患者さんをお迎えするにあたって、
歯科医院ではどれくらいの数のコンセントが必要かご存知ですか?
おそらくほとんどの先生は知らないと思います。
チェアー周りでも、パーティションにコンセントは必要です。
そして、そのコンセントを抜き差しする場所は、
低い位置だと使いづらくなってしまいます。
できればスツールに座ったまま抜き差しできる位置にコンセントがあるのが望ましいです。
また、今では電子カルテも当たり前になっているので
パソコンで顧客管理など様々なシステムを導入しています。
その回路はチェアーの回路とは別に用意しないといけません。
理由は、仮に同じ回路でチェアーもパソコンも利用していたとしたら
チェアーのブレーカーが飛んでしまった時に
データーも一緒に飛んでしまう可能性があるからです。
もし、スタッフルームに電子レンジを置くのなら、
電子ポットと冷蔵庫と同じ回路は使わないなど、
歯科医院の分電盤は通常の内装と違って配慮が必要になります。
また、カウンターの動線やチェアーの動線なども配慮が必要です。
効率よく使いやすくオペレーションが組めるか?
というところまで想定した内装が必要になるのです。
そのためには、内装の図面を読み取ることも重要になってきます。
内装会社に丸投げしてしまったら
必要最低限の設備が使えない可能性もあるのです。
この最低限の設備は坪数の大きさに関係なく必要なものです。
そう考えたら、コストを下げるという視点ではなく、
必要最低限の設備を基準として、どこまで予算を用意できるのか?
が重要になってきます。
その上で、歯科医院の坪数の大小を考えていくといいでしょう。
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